災害大国の日本。みなさんは災害が起こった時を考えて備蓄品を揃えていますか?
東日本大震災から12年6ヶ月が経ちましたが、あの時の経験が私たちにとって災害への備えの大切さを改めて教えてくれました。
特に食料の確保が生命を支える重要な要素であることを痛感したのではないでしょうか。
そんな中、東日本大震災からの復興の経験を元に生み出された備蓄用食品「LIFESTOCK」が現在注目を集めています👀💥
これまでにない新しい備蓄用食品として災害時に頼りにされているとのことなので、今回は株式会社ワンテーブルが生み出したLIFESTOCKについて調べていきたいと思います。
- 株式会社ワンテーブルが生んだ「LIFESTOCK」誕生の背景
- LIFESTOCKは新しい備蓄用食品
- 株式会社ワンテーブルってどんな会社?
- 株式会社ワンテーブルのLIFESTOCKは3つのタイプがある
- LIFESTOCKがISSに搭載!被災地と宇宙環境は類似点が多い
- まとめ
株式会社ワンテーブルが生んだ「LIFESTOCK」誕生の背景
近年、災害時の備えがますます重要視されていますが、従来の乾パンなどの食料は高齢者や小さな子供たちにとって摂取が難しいことが課題となっていました。
そして実際に東日本大震災で被災体験をした株式会社ワンテーブルの代表が当時感じたのも子供・高齢者・要配慮者に対する備蓄が極めて不十分だということ。
テクノロジーが進化しているのにも関わらず備蓄食は戦後から変化が無いという現状。
「今何もしなかったらきっとこの先50年、100年も変わらないだろう」
―― 水がなくても、十分に栄養がとれる備蓄食を作るしかない。 ――
と思い立ち、7年もの実験・研究を重ねて完成したのが「LIFESTOCK」なのです。
LIFESTOCKは歯が丈夫でない高齢者や、まだ発育途中の小さな子供でも安心して食べられるゼリータイプの備蓄食品。
“あの時、本当に欲しかった非常食”としてメディア含め多くの方から注目を集めています📸👆
LIFESTOCKは新しい備蓄用食品
3.11をきっかけに生まれることになったLIFESTOCKですが、まったく新しい備蓄用食品だと言われています。
一体何が新しいのでしょうか❓
それは、“水を必要としない”備蓄用食品という点にあるようです。
確かに震災直後は水が不足するので、これは新しいかもしれません。
ちゃむちも当時まだ子供でしたが、住んでいた地域が断水になったため近所の公園に来てくれた給水車から水を貰いに行った覚えがあります。
水の大切さを初めて学びました。
本題に戻りますが、LIFESTOCKは水・電気・ガスなどのライフラインが停止した状況でも、ゼリー状なため手軽に美味しく栄養を摂ることができます。
アレルギー対応(商品のタイプによって不使用品目数が異なる)や、咀嚼・嚥下が困難な子供や高齢の方でも食べやすいというのも推しポイントです。
そしてこのLIFESTOCK、包装資材や製造工程、レシピの工夫と毎日の徹底した衛生管理によって5年6ヶ月という長期間の常温保存が可能になっているんだとか!
この長さは世界初みたいですよ~👀🌟
ちなみにLIFESTOCKのパッケージはとてもコンパクトなため、狭いスペースでも沢山ストックしておくことが出来ます。
ポケットにも入るので作業時の水分補給やちょっとしたリフレッシュにも最適です!
LIFESTOCKの推しポイント
以下にLIFESTOCKの推しポイントをまとめてみます。
💡調理ゼロ秒
水・ガス・電気が無く慌ただしい非常時でもすぐに摂取可能
💡ハンディサイズ
コンパクトで収納しやすく、非常時に持ち運びしやすいポケットサイズ
💡アレルギー対応
どなたでも食べられるゼリーを目指し、アレルギー物質(特定原材料等)28品目不使用
💡喉が渇かないゼリー食
非常食は乾物が多く、食べると口の中がバサバサになり喉が渇きがち
💡さっと水分補給
水分を多く含むため、栄養と共に水分補給も同時に出来る
💡誰でも食べやすい
硬いものを食べられないお年寄りや、咀嚼力が十分でない子供でも簡単に摂取出来る
株式会社ワンテーブルってどんな会社?
LIFESTOCKをつくり上げた株式会社ワンテーブルについてもう少し知りたいと思ったので調べてみました🔍
株式会社ワンテーブルの企業ビジョンは『作る力と守る力で生活を豊かにする』だそうです。
=OUR VISON=
(一部引用)
最も大事にしなくてはならないもの。それは、大切な尊い命です。
失ってはじめて気づく、当たり前だった豊かな日常。
戦争を知らない世代が初めて経験した『ひもじい』思い。
大事な命をいかにして守り、伝え、創造していくかが私たちの使命です。
大震災は地域コミュニティが疲弊している現状や、水なしで備蓄食料を食べることができない事実、命を守るための非常用発電が点検されていなかったこと。
現代社会の見えていなかった問題を浮き彫りにしました。
私たちはこの経験から、命を豊かにするための新しい事業や産業を創出し、創造的な地域づくりに貢献していきます。
そして、被災地である宮城から上場企業を目指し、日本国内のみならず世界へ力強い復興の発信と、現地で奮闘する人々に希望を与えていきたいと考えています。
実際に経験したからこそ言える言葉ですよね。
言葉の重みを感じます。
ちなみに株式会社ワンテーブルのロゴは下の画像の通りなのですが、
このロゴは株式会社ワンテーブルのテーマである
『世界が変わる瞬間は一つのテーブルから始まる』
と、3つの行動方針から構成しているそうです!
株式会社ワンテーブルの会社概要
以下は株式会社ワンテーブルのその他詳細情報です。
会社名 株式会社ワンテーブル(ONETABLE Inc.)
所在地 〒985-0874
宮城県多賀城市八幡字一本柳117-8
電話(FAX) 022-355-6696(022-355-6695)
代表取締役 富田智之
設立年月日 2016年11月11日
資本金 14,750,000円
事業内容 ■守る力(備蓄・防災事業)
備蓄用食品の開発(LIFESTOCK)
非常用発電対応ソリューション
設立から今月で7年経ったようですね。
今後も未来の命を救うため活躍してくれる企業なのではないでしょうか!✨
株式会社ワンテーブルが推進する「参加型非常食」について
LIFESTOCKはTOKINAXの技術を導入したことで、誰もが参加することができる非常食として活用することが可能になったそうです。
現在、様々な生産者や企業と手を組んで規模を拡大していっています。
また、地域や企業のニーズに合わせてカスタマイズドパッケージの開発や、地域の名産物を使用したカスタマイズドフレーバーの開発も行っているとのことでした。
株式会社ワンテーブルのLIFESTOCKは3つのタイプがある
今回話してきた株式会社ワンテーブルのLIFESTOCKですが、3つのタイプに分かれています。
エナジータイプ
震災直後は誰しもが極度のストレスと疲労でエネルギーが不足しがちです。
エナジータイプはエネルギーを補給しつつ、適度な甘みで疲れ切った心と身体をほっとさせてくれます。
味のバリエーションはグレープ味🍇とペアー味🍐です。
バランスタイプ
震災後の食事の栄養バランスを考慮して、カロリー控えめのフルーティーなテイストになっています。
水が無くても食べやすい商品です。
味のバリエーションはレモン&キャロット味🍋🥕とアップル&キャロット味🍎🥕です。
ウォーターブレイク
避難所での生活は限られたスペースで過ごすことが強いられるため、熱中症対策も重要な課題として認識されています。
「LIFE STOCK WatarBreakは、日常の熱中症対策としても、災害時に向けた備蓄としてもデュアルに活用できる商品です。(ソルティーライチ味)
その他の詳細情報についてはLIFESTOCKの商品紹介ページを確認してみてください!📝
LIFESTOCKがISSに搭載!被災地と宇宙環境は類似点が多い
2023年8月26日に打ち上げが行われた古川聡宇宙飛行士による国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在ミッションにおいて、「LIFE STOCK ENERGY グレープ-Jelly for space use-」がISSに搭載されたようです。
宇宙飛行士が滞在する宇宙環境と被災地の環境は、極限状態という点で類似点が多いそうです。
そして、株式会社ワンテーブルではLIFESTOCKの製品開発段階から宇宙及び被災地での活用を想定されていたのだとか。
こうして実際にISSに搭載され、LIFESTOCKが宇宙で活用される日を迎えることができて関係者一同感慨深いと感想を述べられていました。
まとめ
というわけで今回は株式会社ワンテーブルのLIFESTOCKについて話してみました。
今後もまた2030年代に南海トラフ巨大地震が起こると言われていますが、その時備えがあるのと無いのとでは被災時の状況に大きな差が出てくることでしょう。
起こってから何も蓄えが無いでは遅いので、今のうちに今回ご紹介したLIFESTOCKを買っておけば少しは安心出来るかもしれませんね🎶